乳牛

飼料給与方法

トウモロコシサイレージの多給について

畜産業界において厳しい状況が続く中、それに対応する一手段として、自給飼料を見直し、それを最大限に活用することが一つの大きなテーマとなっており、飼料コスト低減策の一つとして、高エネルギー自給飼料であるトウモロコシサイレージの多給技術が各研究機...
飼料給与方法

搾乳ロボットでの飼料給与

ここでは、レリー社の搾乳ロボットの飼料給与方法について紹介いたします。 写真提供:コーンズ・エージー 【飼料給与の概要】 レリー社では以前は、牛床→搾乳ロボット→飼槽→牛床という一定の流れのカウトラフィックというシステムでしたが、最近では飼...
飼料給与方法

サイレージの取り出し方に気を配りましょう

サイレージを取り出して給与する場合、一般的な方法は、トラクターやホイールローダーのバケットで表面を削り取って給与する方法です。しかし中には、サイレージグラブ(写真1)や、サイレージカッター(写真2)で切り出して使用する場合もあります。写真3...
飼料給与方法

TMRへの加水について

TMRの中から濃厚飼料を選び食いすると、牛は亜急性ルーメンアシドーシスとなり、毛ヅヤの悪化、蹄病の発生、乳脂肪率の低下、乾物摂取量の低下、飼料効率の低下などの問題が発生します。ここでは、TMRの選び食いを防止するための取組の1つとして、加水...
乾乳牛

乾乳期の重要性

乾乳期は単なる休養期間ではありません。 乳牛に発生する疾病の多く(約6割)は分娩前後に発生します。これらの疾病は、マネジメント次第で発生を防ぐことが可能であり、乾乳期を上手に飼うことは、時期乳期の生産性アップにも繋がります。乾乳期は、泌乳期...
乾乳牛

搾乳手順について

搾乳は果樹農家や野菜農家で言えば生産物を収穫する作業であり、極めてデリケートな作業だと言えます。収穫の時に果物や野菜を雑に扱えば、その価値は著しく低下しますが、これを搾乳に当てはめれば、粗雑な搾乳では牛乳の質も低下してしまうはずです。搾乳の...
乾乳牛

多回搾乳について

<搾乳回数と乳量>搾乳回数を増やすことによって乳量が増加することが知られています。表1は搾乳回数と乳量の関係を示すいくつかの試験結果をまとめたものですが、こうした多くの試験結果からも搾乳回数を増やすことによって乳量が増えることがわかります。...
搾乳

ラクトコーダを用いた射乳状況のモニタリング~よい射乳を実現するポイントとは?~

乳房炎の原因と対策 乳房炎には様々な原因があります。これを大きく分類すると、①環境衛生、②牛の健康状態、③搾乳手順や搾乳機械の問題に大別されます。我々は①については主に牛床の衛生に気をつけています。②についてはモニタリングを行い、コンディシ...
繁殖

繁殖と経済性

繁殖成績は経営成果に大きく影響しますが、日々の作業時にはその重要性をなかなか認識できないものです。そこでここでは、繁殖係数を客観的な経済価値に試算している例をいくつか紹介します。 平均分娩間隔と経済価値 平均分娩間隔の延長は依然として止まら...
繁殖

発情発見と授精タイミンク゛

発情発見率は平均分娩間隔を決める要素として最も大きなウエイトを占めると言われますが、昨今の発情発現の微弱化や多頭飼養化などによって発情発見が難しくなっています。平均的に発情持続時間が7~10時間、発情中のスタンディング回数が10回前後で延べ...
繁殖

ホルモン処置による定時授精

発情微弱などの理由から発情発見が難しくなってきた現在、ホルモン処置による人為的制御によって、計画的に人工授精が実施できる技術(定時授精)が普及しつつあります。この方法の原理は、前述図1で示したような卵胞発育ウエーブを任意の時期にリセットし、...
疾病

乳房炎について

『乳質』を左右する要因には、①乳成分②生菌数③体細胞数④セジメント(塵埃)⑤風味等の項目が挙げられます。その中で生菌数、体細胞数は乳房炎の直接的な原因となります。乳房炎は乳牛における疾病の中で、生産性に直接関わる乳腺に起きる疾病であり、経済...