2007-03

粗飼料分析

粗飼料分析項目について

粗飼料分析では下記のような項目について行っています。   分析項目は下記のような関係になっております。○粗飼料分析における繊維   繊維についてはいくつかの画分に分かれております。総繊維を示す項目をNDFといい,中性デタージェントに不溶な繊...
施設

全体的な構想

<経営目標の設定>   まず、考えなくてはならないのは、将来的な目標は何かということです。どのような酪農経営をしようとしているのか、売上(乳代、個体販売代他)はどれくらいを目指すか等です。   乳代を設定すると、乳量、牛の頭数が決まってきま...
コーンサイレージ

サイレージの二次発酵対策

サイレージの二次発酵は、古くから問題視されていながら、いまだに現場で散見される課題です。サイレージが二次発酵してしまうと、発熱に伴ってサイレージの栄養価が下がり、嗜好性も低下して、十分に食込めなくなります。また、TMRの発熱はサイレージに含...
土壌性質

土の中の微生物

○生物性(ひとつかみの土壌は微生物たちの地球)土壌を評価するときに、土壌分析で行うようなpH、各養分量などの化学性、保水性や通気性などの物理性の他、有機物を分解して植物が吸収できるような成分に変える働きをする微生物などの生物性もあります。畑...
飼料給与方法

TMR飼養:栄養管理面の留意点2.TMR調製作業のポイント

・ 現状把握、事前情報をもとに設計改善(修正)作業へと移るわけですが、その牛群が抱えて   いる問題点を認識しながら実施することが肝要です。①群分け:群管理の重要性 TMRは、1群1頭とみなして設計されるため、群編成いかんによってTMRの...
施設

乾乳の施設

<乾乳牛飼養のシステム>    米国ウイスコンシン州立大学・ギャレット・オッツエル博士は、群から群へ牛を移動する場合、最も危険な時期は、分娩9日前~2日前であると言っています。それは、群移動の際にストレスを受けて、乾物摂取量が低下し、脂肪肝...
育成

乳牛、育成、飼料給与体系

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肥料・資材

肥料の成分とハ゛ランス

○ちゃんと意味がある3要素のバランス   作物の施肥量や化成肥料の銘柄には良く3つの数字が使われることがあります。これはご存知の通りその肥料の窒素,リン,カリウムの成分量にちなんだ数字が並べられています。しかし,この数値や成分量は3要素全て...
粗飼料分析

粗飼料分析用語について

○水分Moisture飼料中の「水」の含量で飼料の品質や乾物摂取量に影響します。サイレージの場合、品質が安定しているのは60~70%といわれ、80%を超えると酪酸発酵が起きやすく、養分損失や嗜好性の低下につながる恐れがあります。○乾物Dry...
飼料給与方法

TMR飼養:栄養管理面の留意点1.事前の情報収集

TMRは・・・、   Total Mixed Rationの頭文字をとった略で、日本語では完全混合飼料と訳されます。“家畜の要求する飼料成分を混合したもので、家畜がそれらの構成成分をより分けて摂取することができないほど十分混合され、いくつか...
粗飼料分析

粗飼料分析について

粗飼料分析は長沼にある北海道研究農場にておこなっています。お客様から頂いた分析用サンプルは営業所を通じて北海道研究農場へ送られます。そこでは下記の様なフローで分析が進められます。チモシーやオーチャードを主体とした乾草,サイレージ,ラップサイ...
糞尿活用の利点・欠点

家畜糞尿で見込める肥料成分

家畜糞尿の有効利用と聞いて誰もが第一に挙げるのが「堆肥やスラリーを減肥や土壌改良を目的に施用する」と答えるでしょう。このよう排泄された家畜糞尿の中には牧草が必要な肥料成分が含まれています。しかし、牧草が堆肥やスラリーに含まれている成分を利用...