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暑熱対策について

本来牛は、野生の生物であり、それを人の手で飼育管理する時点で、ストレスを避けることが出来ません。飼うからには、可能な限り自然な環境を最大限与えることが重要となります。   時として、劣悪な環境下で飼育管理されているケースも見受けられます。5...
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全体的な構想

<経営目標の設定>   まず、考えなくてはならないのは、将来的な目標は何かということです。どのような酪農経営をしようとしているのか、売上(乳代、個体販売代他)はどれくらいを目指すか等です。   乳代を設定すると、乳量、牛の頭数が決まってきま...
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飼養密度と生産性

<乳牛の休息行動> 乳牛は一日の約半分の時間を横臥して過ごします(9~12時間)。同じ状態で横臥していられる時間は、10~15分ほどで、それ以上になると自重により循環器障害を起すので、頻繁に姿勢を変える必要があります。一回当たりの横臥時間は...
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牛床素材について

牛床素材に必要な要素は以下の点です。① クッション性がある。② 表面が乾燥し、清潔である。③ 凸凹が少なく、耐久性がある。④ 滑り難い。 特にクッション性は重要で、クッション性が良いと横臥時間が長くなります。横臥時間が長くなると、血流量は起...
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暑熱の影響とその対策

暑熱の影響     牛は暑さに弱い動物です。それは第一胃という大きさ200ℓにおよぶ発酵タンクを持っているからです。わずか10頭の牛が産生する熱量は、小さな家を暖めるのに暖炉の熱量とほぼ同じです。例えると乳牛は天然の湯たんぽを抱えている状態...
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乾乳の施設

<乾乳牛飼養のシステム>    米国ウイスコンシン州立大学・ギャレット・オッツエル博士は、群から群へ牛を移動する場合、最も危険な時期は、分娩9日前~2日前であると言っています。それは、群移動の際にストレスを受けて、乾物摂取量が低下し、脂肪肝...
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繋ぎ牛舎

<牛床>  快適な牛床とは以下のようなことが挙げられます。  ① 繋ぎ方は寝起きがスムーズなので、スタンチョンよりはタイストール方式が勧められてい         る。  ② クッション性の良いマットレスが敷かれている。  ③ 十分な長さの...
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フリーストール

<平面計画>  現在、建設されている牛舎は2列ダブルが一般的です。列数が増えると、ストール当たりのコストは安くなりますが、換気が難しくなる、一頭当たりの飼槽幅が狭くなる等の欠点があります。  2列ストールはヘッドバイパスと分列ストールがあり...