草地更新 6.牧草の競合力と混播組合せ イネ科牧草とマメ科牧草を混播することで、収量や家畜の栄養バランスがより優れた草地になります。その場合、組合せる草種や品種には注意が必要であり、牧草の競合力のバランスが重要です。組合せを間違えるといずれかの草種が衰退し、その後の裸地の発生や雑... 草地更新
牧草の種類 2.オーチャードグラスの特性と品種 オーチャードグラスは、北海道から九州の高標高地までの広い地域で基幹草種として利用されている牧草です。採草利用や放牧利用、兼用利用されており、北海道ではチモシーに次いで多く利用されています。オーチャードグラスはチモシーよりも刈取り後の再生力に... 牧草の種類
都府県版 ソルガム類 2.ソルガムの栽培方法 (1)播種時期 平均気温が安定して15℃を超える時期が目安です。概ね東北南部では5月下旬頃から、関東・中部では5月中旬頃から、九州・四国では5月上旬頃から播種することができます。 平均気温が15℃以下になると生育が止まってしまうため、播種期... 都府県版 ソルガム類
都府県版 飼料用麦類 1.飼料用ムギ類の種類と栽培方法 都府県の秋・冬作用の牧草飼料作物で、イタリアンライグラスに次いで利用が多いのが飼料用ムギ類です。一口にムギ類といっても特性は様々ですので、利用目的に合った種類と品種を選ぶ必要があります。 表 1-1に飼料用ムギ類の種類と秋冬作の代表草種であ... 都府県版 飼料用麦類
トウモロコシの収穫 トウモロコシの収穫 (1)トウモロコシの収穫適期について トウモロコシの収穫適期は黄熟中期~後期です。黄熟期にはデンプンが蓄積し種子表面から硬化していくので爪で押しても潰れません。 この時期に収穫することで雌穂収量が高く、サイレージ調製時の排汁も少ないため最も... トウモロコシの収穫
都府県版 飼料用麦類 2.イタリアンライグラスとの混播栽培 飼料用ムギ類はよくイタリアンライグラスと混播して利用されています。いろいろな組み合わせがありますが、ここでは代表的な混播の組合せを記します。(1)夏播きでの混播栽培 夏播きの極早生のエンバクやオオムギにイタリアンライグラスを混播し、年内はム... 都府県版 飼料用麦類
都府県版 ソルガム類 7.ソルガムのいや地現象 ソルガムの発芽初期に生育障害(いや地現象)が発生することがあります。この障害は1970年頃に南九州地域の黒ぼく土壌地帯(鹿児島県大隈半島および宮崎県南部)での発生が報告されていて、近年、関東地域においても散発的に発生しています。 症例の多く... 都府県版 ソルガム類
トウモロコシの主要病虫害 トウモロコシの主要病虫害 (1)病害①ごま葉枯病 淡褐色の楕円形の小斑点が下位葉から上位葉へと進展し、葉枯れを引き起こします。葉身だけでなく葉鞘や苞葉にも発生し、多発した場合には株全体が枯れ上がり壊滅的な被害を受けることもあります。病徴は絹糸抽出期以降に発生しやすく... トウモロコシの主要病虫害
草地更新 2.フロストシーディングの試験事例 (1)完全更新 2020年に実施した当社北海道研究農場での完全更新事例をご紹介します。この圃場はこれまでトウモロコシを栽培していましたが、排水性が不良の上、石も多かったため、トウモロコシの収穫後にフロストシーディングにより草地への転換を図り... 草地更新
アルファルファの栽培と管理 4.アルファルファ草地の施肥方法 アルファルファは根粒菌を着生させ、窒素は根粒菌から供給されますので、アルファルファの混生割合が70%以上の草地は窒素が必要なく、リン酸とカリだけで十分栽培できます。アルファルファ草地に対する施肥標準も北海道から示されています。造成・更新時の... アルファルファの栽培と管理
草地管理 2.牧草の施肥方法 (1)更新時の施肥 播種時の肥料はリン酸を多めに施用し根の発育を促進させ、窒素、カリは雑草の生育を促進させるために少なめですが、発芽後の生育が緩慢で葉色が淡くなり、病害が発生するようであれば、追肥用の肥料を施用します。更新方法により施肥量や... 草地管理