2024-03

アルファルファの栽培と管理

4.アルファルファ草地の施肥方法

アルファルファは根粒菌を着生させ、窒素は根粒菌から供給されますので、アルファルファの混生割合が70%以上の草地は窒素が必要なく、リン酸とカリだけで十分栽培できます。アルファルファ草地に対する施肥標準も北海道から示されています。造成・更新時の...
草地管理

1.牧草の刈取り危険帯

(1)刈取り危険帯とは  秋は牧草にとって貯蔵器官に養分を蓄積し、越冬態勢に入る大切な時期です。この大切な時期に牧草を刈取ると、貯蔵養分が十分蓄えられないまま越冬態勢に入るため、凍害や雪腐病による被害を受けやすく、翌春の牧草株数や1番草収量...
トウモロコシの播種

3.排水良好な熟畑を選定

(1)連作は2~3年に留める トウモロコシは連作に強い作物といわれていますが、3~4年の連作で15~20%減収します(図 3-1)。以下の要因により連作障害が発生します。①土壌pHの低下 トウモロコシは酸性土壌に比較的強い作物ですが、極端な...
都府県版 草地更新

3.簡易更新(都府県版)

耕起作業がないためコストと作業時間をセーブし、翌春の1番草収量が維持できます。(1)成功のポイント①強害雑草が少ない圃場を選択します。②2、3番刈りを8月下旬に行い播種前の掃除刈りは省きます。③刈取り直後に播種を行います(既存牧草の再生前に...
草地更新

3.採草地の混播例

良質な自給飼料を生産するには草地管理やサイレージ調製の技術が大切ですが、品種の選定や利用目的、栽培条件にあった混播組み合わせを考えることも大切なポイントの一つです。牧草の混播設計は気候条件や利用方法によって様々ですが、当社が推奨する混播例を...
都府県版 芝生の造成管理

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トウモロコシの主要病虫害

トウモロコシの主要病虫害

(1)病害①ごま葉枯病 淡褐色の楕円形の小斑点が下位葉から上位葉へと進展し、葉枯れを引き起こします。葉身だけでなく葉鞘や苞葉にも発生し、多発した場合には株全体が枯れ上がり壊滅的な被害を受けることもあります。病徴は絹糸抽出期以降に発生しやすく...
都府県版 ソルガム類

6.トウモロコシとソルガムの混播利用

トウモロコシの早播きの適期に合わせてトウモロコシとソルガムを混播すると、生育に適した温度帯の違いにより、トウモロコシが優先して生育します。夏にトウモロコシを収穫すると、その陰で細々と生育していたソルガムが再生し、秋口に2番草を収穫することが...
放牧

1.放牧装置の混播例

放牧地の混播設計は地域の気象条件や放牧地の利用方法(放牧専用地、兼用地、利用回数など)により決める必要があります。各草種の特性一覧を表 1-1に示しました。また、放牧地の混播設計については様々ありますが、当社が推奨する混播例①~③を以下に示...
都府県版 ソルガム類

4.ソルガム(刻みサイレージ利用)の作付け体系

(1)西南暖地①早生品種 イタリアンライグラスの早生~中生品種を4月に収穫後、ソルガムを5月中に播種し、梅雨明け以降に収穫する体系が主となります。早生品種を5月播きすると、7月下旬~8月上旬に出穂し、台風が増える8月後半に入る前に1番草を収...
草地更新

2.フロストシーディングの試験事例

(1)完全更新 2020年に実施した当社北海道研究農場での完全更新事例をご紹介します。この圃場はこれまでトウモロコシを栽培していましたが、排水性が不良の上、石も多かったため、トウモロコシの収穫後にフロストシーディングにより草地への転換を図り...
都府県版 牧草の種類

3.マメ科牧草の特性と栽培(都府県版)

マメ科牧草はイネ科牧草に比較してたん白質(窒素)やカルシウム、マグネシウムといったミネラル含量が高く(表 3-1)、良質粗飼料を生産する上で欠かせない草種です。しかし、年間を通じて安定したマメ科割合を維持することが難しいことから、現場では利...