「名人」シリーズを用いた導入エフワンの肥育給与体系

「名人」シリーズを用いた導入エフワンの肥育給与体系
導入日のエフワン素牛は、当日は粗飼料(乾草、稲ワラ)のみを給与し、ゆっくりと休息させます。

(以下、給与表参照)
1 肥育開始は8ヶ月齢、体重260~280kgを目安としています。
2 生後13ヶ月齢まで『名人』は制限給与です。この時期の中で、3ヶ月間(生後11ヶ月齢)までは①、
   その後13ヶ月齢までは②、その後は③の給与方法で行ないます。
      ① 稲ワラ(量は多め、厚さ5cmくらいになるように)を飼槽全体に給与 → 少し時間をおいて『名
          人』給与(稲ワラにふりかけるように) → 『名人』が食べ終わった時点で乾草給与。このと  
          き、稲ワラは飼槽に多く残っている状態にします。この時期にいかに多くの粗飼料を食べさせ
          るかが重要です。できれば、乾草、稲ワラとも細断して給与するのが理想です。
      ② 稲ワラ(①と同様)を飼槽全体に給与、その上に『名人』を給与し、稲ワラと『名人』が混ざる状
          態にします。このように『名人』を食べづらい状態にすることで、強い牛がたくさん食べてしまう
          ことによって起こるマイナス面(筋間脂肪のカミ等)を極力少なくします。
      ③ 稲ワラと『名人』は分離給与としますが、15~16ヶ月齢の飽食状態になるまでは、分離給与し
          た稲ワラの他に飼槽に稲ワラを敷き(少なめ)、その上に『名人』を給与した方が良い結果が得
          られると思います。
※ 『名人』を制限給与している期間の稲ワラは、細断したものを給与します。これは、高カロリーのエサ
    を多く食べることによって起こる下痢の発生と、牛の強弱による食いムラを予防する目的がありま
    す。
※ 細断が無理な場合は、『バイオバガス』を併用するようにします。
※ 『名人』を飽食給与する時期になれば、ロール稲ワラでも問題ありませんが、できれば全期間細断
    した稲ワラをおすすめします。
※ 稲ワラの入手ができない場合は、青色の充分抜けた乾草と、『バイオバガス』を併用すると良いで  
     しょう。

名人エフワン肥育給与体系1