飼料作物

トウモロコシの生育障害

トウモロコシの生育障害

(1)発芽・出芽不良 トウモロコシの発芽や出芽の不良は、低温・旱魃などの気象条件や肥培管理が不適切な場合に発生します。ほとんどの場合は肥培管理で改善できます。(2)養分欠乏・養分過剰症①窒素欠乏 窒素が不足すると淡緑色になり光合成能力が低下...
都府県版 ソルガム類

7.ソルガムのいや地現象

ソルガムの発芽初期に生育障害(いや地現象)が発生することがあります。この障害は1970年頃に南九州地域の黒ぼく土壌地帯(鹿児島県大隈半島および宮崎県南部)での発生が報告されていて、近年、関東地域においても散発的に発生しています。 症例の多く...
都府県版 飼料用麦類

3.ムギ類の特性と栽培利用

(1)エンバクの特性と栽培利用   エンバクは他のムギ類に比べると、耐寒性はやや劣りますが、土壌pHの適応性が比較的広く作りやすいため飼料用として広く使われており、飼料用ムギの代表格です。 特に晩夏播き年内刈りの作型でのロールベールサイレー...
都府県版 ソルガム類

5.スーダングラス(ロールベール体系)の作付け体系

(1)西南暖地①極早生品種 イタリアンライグラスの早生~中生品種を4月に収穫後、スーダングラスを5月中に播種します。極早生品種であれば年3回収穫することも可能ですが、1番草の収穫が梅雨の終わりごろ、2番草の収穫時期が台風シーズンにかかるため...
都府県版 耐湿性作物

ただいま表示できるコンテンツはありません。

トウモロコシの播種

2.播種期と注意点

(1)播種期①平均気温が10℃を超えて以降、地温10℃以上を目安とします。②播種適期に入ったらできるだけ早く播種します。北海道では早くて5月上旬、できれば中旬までには終了させます。③適期播種は多収と根張りが良くなるため倒伏の防止に繋がります...
トウモロコシの施肥

2.具体的な施肥設計

北海道では「北海道施肥ガイド」に記載される施肥基準や土壌診断基準に基づいて施肥設計を行います。以下に挙げた例に基づき説明します。- 条件 -(a)十勝中央部の火山灰土、基準収量6,500kg/10a(乾物1,950kg)(b)春に堆厩肥を3...
トウモロコシの施肥

1.増減肥の考え方

(1)土壌pHの調整 毎年の化成肥料の施用や雨水により、土壌は酸性化していきます。必要に応じて炭カルなどの石灰質資材でpH矯正をします。 北海道施肥ガイドに記載される基準値はpH5.5~6.5ですが、望ましくはpH6.0~6.5を目標としま...
トウモロコシの収穫

トウモロコシの収穫

(1)トウモロコシの収穫適期について トウモロコシの収穫適期は黄熟中期~後期です。黄熟期にはデンプンが蓄積し種子表面から硬化していくので爪で押しても潰れません。 この時期に収穫することで雌穂収量が高く、サイレージ調製時の排汁も少ないため最も...
トウモロコシの播種

3.排水良好な熟畑を選定

(1)連作は2~3年に留める トウモロコシは連作に強い作物といわれていますが、3~4年の連作で15~20%減収します(図 3-1)。以下の要因により連作障害が発生します。①土壌pHの低下 トウモロコシは酸性土壌に比較的強い作物ですが、極端な...