飼料計算 ラップサイレージ、および乾草の乾物給与量の推定 乾物摂取量を把握し、飼料計算を行う上で、粗飼料の乾物摂取量(飼料から水分を除いた量で、1日1頭あたりどのくらい摂取しているか)を推定することは非常に重要です。 きざみサイレージならば、TMRへの混合量にサイレージの乾物率をかけることで、乾物... 飼料計算
飼料給与方法 サイレージの取り出し方に気を配りましょう サイレージを取り出して給与する場合、一般的な方法は、トラクターやホイールローダーのバケットで表面を削り取って給与する方法です。しかし中には、サイレージグラブ(写真1)や、サイレージカッター(写真2)で切り出して使用する場合もあります。写真3... 飼料給与方法
施設 飼養密度と生産性 <乳牛の休息行動> 乳牛は一日の約半分の時間を横臥して過ごします(9~12時間)。同じ状態で横臥していられる時間は、10~15分ほどで、それ以上になると自重により循環器障害を起すので、頻繁に姿勢を変える必要があります。一回当たりの横臥時間は... 施設
飼料給与方法 TMR飼養:栄養管理面の留意点1.事前の情報収集 TMRは・・・、 Total Mixed Rationの頭文字をとった略で、日本語では完全混合飼料と訳されます。“家畜の要求する飼料成分を混合したもので、家畜がそれらの構成成分をより分けて摂取することができないほど十分混合され、いくつか... 飼料給与方法
自動哺育 自動哺育(施設) 施 設 自動哺育牛舎に限らず、牛舎建設の際は、コスト、作業性、子牛の快適性等さまざまな観点から考慮すべきです。各地の優良事例などを参考にするとよいでしょう。1. 哺育牛舎の新設 (A) 現在所有している作業機械のうち、哺育牛舎... 自動哺育
施設 暑熱の影響とその対策 暑熱の影響 牛は暑さに弱い動物です。それは第一胃という大きさ200ℓにおよぶ発酵タンクを持っているからです。わずか10頭の牛が産生する熱量は、小さな家を暖めるのに暖炉の熱量とほぼ同じです。例えると乳牛は天然の湯たんぽを抱えている状態... 施設
栄養 ミネラルについて ミネラルは、骨や歯の構成成分として必要なだけではなく、体内pH維持、神経の伝達、細胞の浸透性維持、酵素活性などの重要な働きをしています。<有機微量ミネラル(Organic Trace Mineral)> NRC飼養標準で推奨されているミ... 栄養
繁殖 発情発見と授精タイミンク゛ 発情発見率は平均分娩間隔を決める要素として最も大きなウエイトを占めると言われますが、昨今の発情発現の微弱化や多頭飼養化などによって発情発見が難しくなっています。平均的に発情持続時間が7~10時間、発情中のスタンディング回数が10回前後で延べ... 繁殖