疾病 膝・飛節の疾病について 牛は寝起きの際に折り曲げた前膝を地面につけ、体を前に乗り出すようにして後肢から寝起きをします。繋ぎ飼い牛舎の場合、スタンチョンや繋留ロープ、狭い牛床や濡れた牛床、飼槽などが障害となり動作が制限されてしまうため、不自然な姿勢で寝起きをしがちに... 疾病
栄養 低酸度二等乳について <二等乳とは?> 二等乳とは、原料乳の取引の際に行う日本農林規格の検定に不合格の乳をいい、アルコール不安定乳、低成分乳および異臭、異味、異物混入に大別されます。 アルコール不安定乳は、原料牛乳と70%アルコールを1:1の割合で混合... 栄養
飼料給与方法 分離給与における飼料給与の留意点 分離給与とは、繋ぎ飼い牛舎で一般的に行われている、粗飼料と濃厚飼料を別々に給与する飼料給与体系です。近年増えてきている自動給餌機による飼料給与も、分離給与の一つと見なすことができます (飼料を混合して給与するタイプの装置は除く)。ここでは、... 飼料給与方法
飼料給与方法 TMR飼養:栄養管理面の留意点2.TMR調製作業のポイント ・ 現状把握、事前情報をもとに設計改善(修正)作業へと移るわけですが、その牛群が抱えて いる問題点を認識しながら実施することが肝要です。①群分け:群管理の重要性 TMRは、1群1頭とみなして設計されるため、群編成いかんによってTMRの... 飼料給与方法
繁殖 ホルモン処置による定時授精 発情微弱などの理由から発情発見が難しくなってきた現在、ホルモン処置による人為的制御によって、計画的に人工授精が実施できる技術(定時授精)が普及しつつあります。この方法の原理は、前述図1で示したような卵胞発育ウエーブを任意の時期にリセットし、... 繁殖
乳検 3.北酪検・検定成績表(牛群検定成績表)の見方 北海道酪農検定検査協会検定成績表(牛群検定成績表) <検定日乳量階層> 分娩後49日以下の生産性 乾乳牛、分娩直後の飼養管理が大きく影響します。このステージの乳量が低い場合は乾乳牛、分 娩直後の飼養管理の見直しが必要とされます... 乳検
施設 全体的な構想 <経営目標の設定> まず、考えなくてはならないのは、将来的な目標は何かということです。どのような酪農経営をしようとしているのか、売上(乳代、個体販売代他)はどれくらいを目指すか等です。 乳代を設定すると、乳量、牛の頭数が決まってきま... 施設
施設 暑熱対策について 本来牛は、野生の生物であり、それを人の手で飼育管理する時点で、ストレスを避けることが出来ません。飼うからには、可能な限り自然な環境を最大限与えることが重要となります。 時として、劣悪な環境下で飼育管理されているケースも見受けられます。5... 施設
疾病 蹄の疾病について 【趾間(しかん)フレグモーネ(趾間壊死桿菌症、趾間腐爛(ふらん)、股腐れ)】(症状) 趾間(内・外蹄の間)の皮膚に炎症が始まり、趾が発熱、痛みを伴って腫れます。腫れは、趾の前面中央と蹄球の上の皮膚から始まります。突発的な跛行(はこう)か... 疾病
飼料計算 ラップサイレージ、および乾草の乾物給与量の推定 乾物摂取量を把握し、飼料計算を行う上で、粗飼料の乾物摂取量(飼料から水分を除いた量で、1日1頭あたりどのくらい摂取しているか)を推定することは非常に重要です。 きざみサイレージならば、TMRへの混合量にサイレージの乾物率をかけることで、乾物... 飼料計算
施設 フリーストール <平面計画> 現在、建設されている牛舎は2列ダブルが一般的です。列数が増えると、ストール当たりのコストは安くなりますが、換気が難しくなる、一頭当たりの飼槽幅が狭くなる等の欠点があります。 2列ストールはヘッドバイパスと分列ストールがあり... 施設
飼料給与方法 トウモロコシサイレージの多給について 畜産業界において厳しい状況が続く中、それに対応する一手段として、自給飼料を見直し、それを最大限に活用することが一つの大きなテーマとなっており、飼料コスト低減策の一つとして、高エネルギー自給飼料であるトウモロコシサイレージの多給技術が各研究機... 飼料給与方法